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参院選の結果

自民党は逆風の中、空前の大敗を喫しました。

改選議席を大きく割り込んで30代に留まる見込みです。逆に民主党は目標の55議席より大きく伸ばして60議席を上回る勢いで参議院第1党になり野党が過半数を獲得しました。

今回の選挙は何と言っても「年金記録問題」が大きな焦点となりましたが、政策的な面よりも「閣僚の失言」、政治とカネ」の問題が選挙結果に大きな影響を及ぼしたようです。

国民の政治に対する信頼は政権与党を直撃し、その批判の受け皿が民主党になりました。

今後、参院議長は民主党から出されることになり、自民党は困難な議会運営を強いられます。政権をどう安定させるかが大きな課題となりますが、まず挙党態勢が基本となることは言うまでもありません。

安倍首相は引き続き政権を担当し、「国民の皆様にお約束したことを着実に実行していきたい」と述べました。自民党内の執行部や有力議員も続投を容認する人が多く、近々に臨時国会が召集される予定です。安倍首相はここで閣僚の人心一新を図り内閣改造に着手することになります。

民主党は今回の参院選で大勝したことを受けて早期に衆議院を解散して次期総選挙で政権奪取を狙う考えです。自民党にとって今回の選挙は、少々の火傷ではすみませんでした。国民の厳しい審判を真摯に受け止め信頼回復に向けて大いに反省し、出直すという意思表示が必要です。この歴史的大敗をどのように受け止めて改革を進めるかが大きなポイントになりそうです。

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