家庭から分別収集によって集められたペットボトルが容器包装リサイクル法の枠をはみ出して独自の別ルートで売却されている実態がわかった。
全国の県庁所在地、政令市のうち21市で民間業者に引き渡され、原油高を背景に需要の多い中国へ輸出されて高値で売買されているらしい。
本来は財団法人「日本容器包装リサイクル協会」に無償で引渡し登録業者へ売却の後、利益を提供自治体に分配する方針をとっているが、自治体が独自ルートで民間業者に売却したほうが利益が多いと言うわけだ。
独自ルートによる売却で一番高いのは大阪市で1キロあたり51円なのに比べ、協会からの売却益の配分は今年度1キロ当たり17円となっている。
法律は形骸化し協会への登録業者はリサイクルのための原料不足となっており改善が求められるが、誰でも高いほうに売りたいのは人情でしょうね。
ましてやどの自治体も財政難という問題を抱えていればなおさらだ。