カープが今季初めて爆発した。
ブラウン新監督のもとで今季新たなスタートを切ったカープ。
打線も守備も日本野球にはない発想で何かが変わるという予感を抱かせ期待していたが、ベースボール的発想はこれまでのところ残念ながら花開かなかった。
どうも2番に据えられた前田、3番新井などピンと来ないまま迷いながらの14試合でチームとして結果を出せなかった。
逆にピッチャーがそこそこ抑えていたので打線の奮起が期待されていた。
そこで本来のオーソドックスな打線オーダーに戻して臨んだ横浜戦で初回から大爆発した。1回5点、2回5点、で試合を決めてさらに5回には2点を追加し勝利を決定的にした。
これで変化がなければ今季のカープもズルズルと負けが込みつまらないシーズンになっただろうが、選手の崖っぷちの気持ちがよく表れたいい試合だった。
これを本物にするためには今日もう一度この打線で爆発し、決定的な勝ち方をすることが要求される。
「私は頑固だが愚かではない」というブラウン監督と選手全員が信頼で繋がった戦いぶりをファンは期待している。