ある人と話をした。
話題は最近の人間事情というか心の話というか・・・会社のこと、近所のことなどいろいろ。
色々な話をしたが中でもお葬式の話になったときだ。
昔だったら田舎では特に自宅で葬儀一式を営み、組内というか、近所の付き合いというか、「お互い様」の気持ちから食事の準備や接待、葬儀の手配など全部お願いするという不文律やしきたりがあったように思うのだが、時代は移り変わって今では極力人様のお世話にならないようにしようというのが当たり前になってきて、昨今では葬儀屋稼業が隆盛を極めている。さらには葬儀の作法、内容など難しいことにも関わらなくてすむという気楽さからだろうが・・・
究極の話は「お通夜」の話のとき。普通、お通夜と言えば故人を偲んで告別式の前、最後の夜を親族や極親しい人がお線香を絶やさず夜通し弔うことだと思う。その際には色々な思い出話に花を咲かせ故人の成仏を願う。
しかし、昨今では棺が安置された部屋とは別のスイートルームに居て、モニターで監視しながら線香が消えそうになったらその部屋に行くらしい。
冷暖房、風呂、シャワー、トイレ全てが整ったホテルのような部屋で過ごすのだそうである。
これでは故人も浮かばれないような気がするが、さぁ皆さんはどのようにお考えかな・・・
今日の格言
「地獄の沙汰も金次第」