24日から3日間の日程で大阪、名古屋、仙台に行って来ました。
今回の出張は市議会の都市活性化対策特別委員会として主に球場見学とその運営についてが主な目的でした。
大阪では現在、特定調停となっている大阪ドームについてその建設の経緯や何故ドームでなければならなかったのか、何故このような経営状況になったかなど、また名古屋でも同様の趣旨に加え、黒字経営できるまでの厳しい道のりについてお話を聞きました。続いて仙台ではビジターズ産業振興についてと県営宮城球場を本拠地に展開されるプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスの基本コンセプトや地域密着型を目指す考えを聞きました。
全てをここでお話しすることは無理なのですが大阪ドームの場合、破綻に追い込まれた大きな原因は入場者数の見込み違いと償却額の大きさが問題となっていました。裏返せばチームとしての魅力に欠けていたということも背景にあるようです。運営は第3セクター方式です。
ナゴヤドームの場合はテナントとして入っている店は基本的に全てが直営での出店です。特に利益率の高い飲食や物販は経営の大きな柱となっており、完全なる民間会社のしたたかな経営姿勢が窺えます。また安定した入場者数はチームの魅力に裏づけされた結果といえるでしょう。その結果、昨年はセ・リーグのペナンとレースを勝ち抜いて優勝しています。
仙台は今とっても活気があるように感じました。既に人口は104万人に達し成長著しい感じがあります。6年前に始めて仙台を訪れたとき渋滞で困っていると聞きましたが今では北環状線、仙台南道路、仙台東道路などが整備されていました。今では市内から仙台空港までの間を軌道系アクセスで結ぼうと着々と整備が進められています。さらに東京・仙台間は飛行機で1時間、新幹線でも1時間半というアクセスの良さもあります。こうしたことがプロ野球に新規参入する楽天にとって大きなインパクトを与え決定されたのは間違いのないところです。また本拠地となる県営宮城球場の改築は開幕にあわせて急ピッチで進められており、市民の理解と素早い行政のサポートはその実現を確実なものにしています。こう言ってはなんですが県営宮城球場はビックリするぐらいの変貌を遂げそうです。現在の広島県営球場を思い浮かべてください。同じような状態からこれがあと2ヶ月でどう変わったかが解ります。初期効果に浮かれることなくこの新規参入した楽天がプロ野球界の常識を変えていきそうな気配すら予感させるものでした。そして仙台は東北のリーダーとしての地歩を固め、その自覚と意欲に溢れていると実感しました。
札仙広福とよく言われますが仙台にもとっくに抜かせれてますね。
広島は・・・
今日のぜんきゅうさんは
「初めから 上手な人は いないさ」