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何が正しいのか!?

イラクで邦人3人が拘束されている事件で「聖戦士旅団」なるテロ集団はシーア派よりもスンニ派武装勢力との見方が強まっている。

今回、拘束されている3人の行動はあまりにも軽率であると言わざるを得ない。 それぞれに思いがあってイラクで活動していたのだろうが政府や外務省はこの地域を渡航危険地域に指定しており、自らに危険が及ぶ確率が相当高いことは解っていたはずである。「いい写真を新聞社にに売りたい」、「困っている人を少しでも助けてあげたい」、「現地の悲惨さを自分の目で見て伝えたい」など一見して何も悪い事はない。しかし、自分はやりたいことをやる。あと困った事が起こったら行政の責任というのでは面倒が看きれない。これは自己責任を放棄していることにはならないか。

私は何も人命を軽視しろと言っているのではない。今も政府は人質の救出に全力を挙げている。

自衛隊派遣に対して賛否両論あることを私は承知しているが国や政府はイラクの人道復興支援に必要な法律の整備や閣議決定を行って自衛隊を派遣している。個人の善意には限界がある。今回の軽率な善意の行動は日本の国益を失わせる可能性がある。そうした場合、誰が責任をとるのか。これが原因で参議院選挙に敗退し、小泉内閣が退陣しただけでは済まされないくらい大きな問題である。

かつて何年か前、中部地方の川で豪雨のためダムの水が満水になり、「決壊の恐れがあるので放流する。危険ですから退避してください。」と何度も注意し呼びかけたが、それを無視し、中州でバーベキューを続けていた人、13人が亡くなった事件を思い出してほしい。

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