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ジャーナリストの安田純平(44)さんが2015年にシリアで行方不明になり、その後、「ヌスラ戦線」(現在のシリア開放機構)に拘束されていることが分かり、昨日、3年4か月ぶりに解放されました。
国際テロ組織アルカイダ系の過激派が混在している危険地域に単独で渡航し、今回所事件を招いています。
世論は、賛否両論で
「正義感に燃えたジャーナリストの使命」と称賛し肯定する人、「散々、危険地域だから渡航はやめるよう政府から周知されているのに行った自己責任」と否定する人がいます。
現時点で本人の口から「感謝」や「謝罪」などの発言はありません。
「身代金の支払い無しに解放は、ありえない」というのが一般的ですが、仲介役にカタールが介在して来たとみられおり、身代金の肩代わりが囁かれています。
背景には、シリア情勢の変化に加え、カタール・トルコVSサウジアラビアという敵対関係の構図があるようです。
記者を殺すサウジに対し、記者を救出するトルコ・カタールとのメッセージを世界に発信する狙いがあったと見られ双方の利害が一致したようです。
サウジはムハマンド皇太子を批判し続けた記者の殺害事件で国際的批判を浴びています。トルコのエルドアン大統領が議会で事件糾弾演説をした数時間後に解放されました。
果たして安田純平氏は英雄か愚か者か・・・