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五輪精神

16日に行われたリオ五輪の陸上女子5000m予選で、素晴らしい光景が見られたようです。
ニュージーランドのニッキ・ハンブリン選手と米国のアビー・ダゴスティノ選手は、3000mを過ぎたあたりで接触し転倒しました。
ハンブリン選手は、体を打って起き上がれず泣いていたところ、先に立ったダゴスティノ選手が「立って。最後まで走らなきゃ」と言って助け起こしました。
ところがダゴスティノ選手は転倒で足首を怪我しており、直後にへたり込んでしまいました。
それを見たハンブリン選手は「先に助けてもらった。助けようと思った」と手を差し伸べて激励しました。
しかし、ダゴスティ選手の足首の怪我は深刻で棄権が相当の状況だったと言います。
やむを得ずハンブリン選手は先に15位でゴールし、16位の最下位でゴールしてきたダゴスティ選手と涙ながらの抱擁をしたそうです。
ハンブリン選手は「肩に手を添えられ、『五輪だからゴールしよう』と言われた。これこそ五輪精神そのものだと思った」と語りました。
美しい美談ですね。こういう話は心が洗われます。
ゴール後、ダゴスティ選手は車いすで退場しましたが、転倒で妨害されたという救済措置で19日の決勝進出が認められたそうです。
怪我と精神的ダメージから回復して是非、決勝を走ってほしいと願っています。

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