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過去のひと言

システムリニューアル前に書き溜めていた今日のひと言の過去ログ

 

現在は 母谷たつのりのFacebookページ にて今日のひと言をつぶやいております。

奇跡の生還

2010年10月14日

今年、8月5日、チリ北部コピアポ郊外のサンホセ鉱山で落盤事故が発生し、69日間もの間、閉鎖空間に閉じ込められていた33人の作業員が、今日午前10時頃までに地下700mから全員無事救出されました。

救出には世界各国の最高技術が導入され、事故当初はクリスマス頃の見込みとされていた救出時期より2分の1の期間で救出されました。最後の救出者は現場監督でした。チリ大統領から最高級の労いを受けていました。

事故発生から17日目で全員の生存が確認されたことも奇跡と言われましたが、統率を乱すことなく全員が生き延びるための理性と協力をもって耐え抜いた69日間がもたらしたチームワークもまた奇跡と言えそうです。

救出のために設けられたテント村は「エスペランサ」、救出用カプセルは「フェニックス」と名付けられ、今日まで人々を勇気付けました。

救出された33人の今後の生活は色々な面で大変ですが、1963年にドイツの鉱山で洪水による浸水で地下60mに閉じ込められた作業員11人を2週間後にカプセルでの救出に成功した例があるそうです。その生存者の話によると「救出から20年でようやく暗闇からのトラウマを克服できた」と語っており、「体験を語ることが自分の心理療法だった」と延べ、作業員には「体験談を語ったほうが良い」とアドバイスしています。

今後、本を書く人、講演をする人、映画も作られるとか聞きますが、「奇跡の軌跡」を追ったドキュメントが歴史に残りそうです。

こんなハッピーエンドっていいじゃないですか。奇跡の生還に世界中の人たちが拍手と歓声による祝福を贈っています。おめでとう!勇者33人。

そんなことって

2010年10月12日

連休明けでみなさん清々しい気持ちのことと思います。

ところが、広島市役所では朝から大変な騒ぎになりました。

実は北庁舎で(中区役所の東隣り)ぼや騒ぎがありました。どうも火元はスポーツ協会のようですが、厨房からの失火のようです。

消火器で初期消火にあたったそうですが、役所で火事になって消防署のお世話になるなんてチョッといただけない話です。


あ~ぁ、今週いきなり、いい話でなくてすいませんね。皆さんも私も人ごとではありません。気をつけましょうね。

五輪招致検討計画

2010年10月08日

今日は全員協議会による五輪招致検討計画に対する質疑が行われました。

様々な角度からの質問が相次ぎ、市民連合、市民市政を除く会派は実現に疑問を感じ不可能との立場が色濃く反映された論調となっていたように感じました。

時間制限の無い設定でしたので各会派から11人がエントリーし、質疑総時間数は10時間50分にもおよぶ質疑が予定されました。

市長の招致検討表明から丁度1年、正式立候補するかどうかの結論を出すタイムリミットまであと3ヶ月を切ったこのタイミングでこのような場がもたれたこと自体に無理があると思います。

本気でやるなら市民、議会が盛り上がっていなければなりませんが、現状は正反対だと思います。

今日の設定では議論を尽くすにも時間が無さ過ぎると言うのが正直な気持ちですが、議会に説明と質疑の時間を与えたという事実が目当てとしか思えませんね。

担当者は議員の質問に的確に答えられない場面が何度もあり、市長が口で言うほど本気度は感じられない1日で開催計画の杜撰さは否めないと思います。

このようにたくさんの質疑時間を必要とする議員がいることに対し、議長は「質問時間を短く調整してくれ」と頼んだようですが、議会のあるべき姿からは本末転倒としか言いようがありません。

本来なら質疑日数を増やすなど正当な議会運営を考えるなら最低限の努力はすべきだと思いますが、今日1日で終わらせてしまいました。

オリンピック問題でこんなにムードがしらけているのに、また、不正経理が発覚していてもアルゼンチンへ出張に出かけるんですよね市長は。

出張内容は現地の市長との対談、会合でのスピーチなどそれほど重要な内容とは思えませんが、どうもこちらのほうが重要とみえます。

こんな広島でいいのか本当に虚しくなってきます。僕だけですかこんな気持ち?

これは変だぞ

2010年10月07日

広島市がオリンピック開催計画案を発表しました。

その内容の脆弱さは以前にも客観的感想を述べましたが、ここへ来て新たな動きがあるようです。

オリンピックを開催すればその後にその都市でパラリンピックを開催すことが定められています。

ところが、広島市肢体障害者福祉協会の会員でもある人たちから広島オリンピックに異論が出ています。

当初、五輪開催誘致検討は「パラリンピックを広島で」と数年前、秋葉市長が述べたことが発端だったように記憶しています。

しかるにその団体の人たちは「政治的スタンドプレー」だとか「議会制民主主義を軽視してまでやる必要があるのか」など疑問を提示しています。

これまで秋葉市長を支持してきた人たちであろうと推測される間からこのような見方、考え方が出てくるのにはびっくりしました。「市民生活はそれどころではない」、秋葉市政10年間の停滞は目を覆うばかり」といった批判をストレートに表現しています。

この団体は『「オリンピック」を利用した市長の売名行為』とまで述べています。

言わば身内からも反対意見が表明されるなど依然として根強い広島でのオリンピック開催反対は検討に値するのかどうか。

再議まで行って議決したその責任は非常に重いと考えます。

快挙です

2010年10月07日

今年のノーベル化学賞に日本の鈴木章氏(北海道大名誉教授80歳)と根岸英一氏(パデユー大特別教授75歳)の2人が選ばれたとスウェーデン王立アカデミーが発表しました。ほかにリチャード・ヘック氏(米・デラウェア大名誉教授79歳)の合わせて3人が受賞しました。

二人の研究は炭素原子同士を効率的に結合させる有機化合物でその触媒にパラジウム原子の結びつきを発見し、「有機合成におけるパラジウム触媒によるクロスカップリング反応の開発」が評価されたそうです。この研究は既に30数年前(’77年、’79年)に発表されており、スズキ・カップリングとかネギシ・カップリングと呼ばれているそうです。この研究は自然界にある大量の炭素など有機化合物を人工的に大量生産することが出来るそうです。結合させたい炭素原子に特定の分子を目印として付けた後、パラジウムを加えるとパラジウムが一時的な連結役を果たして結合させる。パラジウムは結合後には離れて同様の結合役を果たし、ある種無限にその作用を繰り返すと言います。

鈴木氏はこの目印にホウ素、根岸氏は亜鉛、ヘック氏はハロゲンをそれぞれ使うことで反応の効率を飛躍的に向上させたことが評価されたようです。

この研究の成果としては抗がん剤やエイズ薬をはじめとする医薬品、コンピューター画面などにも使われる有機発光ダイオードなど工業材料を合成するための革新的な技術と評価されています。

これで日本では18人目のノーベル賞受賞となりましたが、鈴木氏は「これからの子供達にもサイエンスやテクノロジーの分野で活躍する人が出てきて欲しい」と述べ、「日本は資源の無い国だから頭を鍛え化学技術で世界と勝負するしかない」とも言っていました。

僕はこれを聞いて今の学校教育や政府方針で未来の学者を育てる土壌があるのかとても不安になりました。特に鈴木氏は早くに父親を亡くし、貧しい生活の中、母親の手で6人兄弟が育てられ、北海道・鵡川町の二宮金次郎と呼ばれたそうです。蛍雪の功とは正にこのことですね。

又しても日本人の優秀な頭脳が評価され大変嬉しく思うと同時に日本人の誇りですね。おめでとうございます。

ポッカリ

2010年10月05日

9月定例会が終わって決算特別委員会が始まり、息つく暇も無く慌しい日々を過ごすことになると思っていたので何かポッカリ心に穴が開いたような気持ちです。

外はすっかり秋風が支配し猛暑続きだった今年の夏は面影もありません。

過ごしやすくなったと同時に疲れが出て風邪をひいた人もいるようです。皆さんどうぞご自愛の程を。

だけど「食欲の秋」とも言いますからくれぐれも暴飲暴食には気をつけて下さいね。

決算特別委員会

2010年10月04日

今日から決算特別委員会が始まります。

ところが議会は先週発覚した平成16年度以降の不正経理問題についてその対応を協議するため開始時間が遅れ午後1時に繰り述べされました。

決算審査というこの時期にこうした問題が明るみに出るということは一体どういう意味を持つのでしょうか。会計検査院の指摘で不適正な支出について16年度は内部調査の結果、確定し公表されましたが、次年度以降は調査中ということで明らかにされていません。

決算審査は市行政と独立した監査事務局が収入、支出について毎年監査し、内容についての意見を述べてその資料が正しいものとして議会では審査、議論し認定してきました。つじつま合わせで数字は合っていても支出内容の詳細な中身について問題があることは議会では分かりません。帳簿を審査するわけではないですから・・・

今回のような問題は行政に対する信頼性、信憑性に大きな疑問を投げかけ、市民にも不信が広まるのは必至で市長の管理監督責任は免れようがありません。

今回の問題発覚は審査日程や決算認定に重大な影響を与えることは間違いなく異例の決算審査になりそうです。

日程は開始時間が変更になり、午後からの決算特別委員会の冒頭、市長からの報告と陳謝で始まる予定です。21年度決算を審査する決算特別委員会はその決算内容を精査した後に改めて審査日程を編成することとし、長期休会ということで各派合意しました。

各派の考え方は大きく分けて日程重視と内容重視に分かれていますが、僕は21年度決算の内容が改めて精査されるまで決算特別委員会を今日時点で開くべきではないと思いましたが上記のような結論に至りました。

不祥事発覚

2010年10月01日

昨日は市職員が盗撮を繰り返していたことが発覚し、6ヶ月の停職処分を受けるという不祥事が発表されたばかりなのに今度は平成16年度以降分の予算支出で不正経理が行われていたことが会計検査院の調査で分かりました。21年度分は調査中だそうです。

7月頃から会計検査院の指摘で内部調査をしていたようですが、決算審査が始まる来週4日を前に議会へ連絡がありました。財政局は現時点で中間報告としながらもこの時期での発表はいかなる意味を持つのか憶測を飛びそうです。

月曜日の決算特別委員会全体会議の冒頭で秋葉市長の陳謝が予定されているようです。こうした設定は少しでもマイナスを抑えたいと考えていると見るのが普通で内容的に底の見えない奥の深さを感じさせます。

こうした問題はここ数年、自治体のプール金(内、外)や目的外支出などで世間を騒がせてきましたが、広島市でもやはり同様のことがあったようです。

秋葉市長の監督責任、政治責任は非常に重く、決算審査の行方に大きな影響を与えそうです。

中間報告との事ですが、この種の問題は背任、業務上横領など刑事事件に発展する場合もあり予断を許しません。

昨今、妙に不安定になってきた秋葉市政の足元から揺るがす不祥事発覚と言えそうです。

住民投票

2010年9月30日

今日、午後1時30分、旧広島市民球場の住民投票を実現する市民の会(代表 栗栖典雄氏)が「先の住民投票却下は市民として納得がいかない。市民の権利を奪う広島市の判断は正しいのかどうか住民投票ではっきりしてほしい」と代表者交付申請書に住民投票実施請求書を添えて提出しました。

提出後、会見で栗栖代表は「却下されたことに対する市民の不満は大きい。是非ともしっかり検討してほしい」と述べていました。

これまでに旧広島市民球場の歴史と未来を守る会は解体の是非を問う住民投票の実施請求を退けられたため、「旧市民球場の解体を前提とした広島市の跡地利用計画案の賛否を問う」住民投票実施請求を9月24日に提出していますが、住民投票を実現する市民の会はこれににつづく住民投票請求第3弾になりました。

昨日の市長コメントでは「議会制民主主義の結果」と主張していましたが、都合のいい議会制民主主義だなぁ」と思いました。

この会見の模様を見たり記事を見た議員や市民の多くにはこうした感じを受けた人が多かったのではないでしょうか。

辞任の謎

2010年9月29日

夕刻、広島商工会議所の大田哲哉会頭が今季限りでの退任を発表しました。

以前から「退任する」という噂を耳にしていましたが、現実となりました。

体調不良という健康上の問題を理由にしていますが、この時期に1期で退任するとは不思議というほかありません。雰囲気はどう見ても続投が自然な形でしたから。

この不自然な退任劇の裏には平静を装っているようでも大きな問題が潜んでいるように思われます。

前宇田会長から引継ぎ新球場建設や商工会議所移転計画を含む旧市民球場跡地整備計画では共同歩調をとってきましたが、ここへ来てヒロシマ・オリンピックという五輪計画が明らかになり、その財政計画の杜撰さ、脆弱さがあらわになったことが退任表明の引き金になったのではないかと推測されます。

新球場建設では経済界に支援を求め相当な寄付が集まりました。その上、五輪計画でも広島市自前での開催というより他力本願な財源を当てにするという全く酷い内容にこれ以上、職に留まって秋葉市長と付き合っていれば寄付金の要請をされることは間違いないと考えたからです。

記者からオリンピック開催について聞かれた大田氏は「雑談では1度あるが、そんな話は正式に聞いたことはない」と吐き捨てるように言っていたのが印象的でした。

秋葉市長の盟友とも言うべき大田会頭の退任表明でヒロシマ・オリンピックに限らず、今後の市政運営に大きな影響を与えそうです。

オリンピック基本計画(案)

2010年9月28日

本日、全員協議会で2020年ヒロシマ・オリンピック基本計画が当局の説明によって公式に議会へ提示されました。

今日の説明を聞いていて会場の分散化、警備・セキュリティーの問題、宿泊施設、交通インフラなど全般的に多くの疑問が湧き出てきましたが、何と言っても計画の脆弱さを感じるのは財政面の問題です。

オリンピック招致開催にかかる経費総額4491億円の内、広島市の自己負担は52億円で大部分が他人の財布を当てにしているものであり、やってみないと分からない計画では不安が払拭できないし、賛同を得るにはなかなか現実味が湧かないのではないでしょうか。

東京、大阪、名古屋、福岡の計画より3分の2、或いは半分と言った経費で行うと言いますが、「そんなことが現実に可能なのか」と疑問を感じる人は多いと思います。

内容は広島市にとって余りにも都合のいい計画に思えました。

こうした案を国内候補地としてJOCが選考するのかどうか分かりませんが、現時点で、正式に立候補の意欲を示している都市は聞いたことがありませんのでどうなるのでしょうか。

決定に当たっては市長の専権事項かもしれませんが、少なくとも議会の賛同が得られなければ難しいと思いますが・・・
それと同時に市民の盛り上がりは欠かすことは出来ません。

あっ、それから今日の資料には2020ヒロシマ・オリンピック計画(案)としていながら市長説明では「(案)をとって説明します」とわざわざ発言しましたが、これは正式な立候補表明のイントロダクションなのでしょうかね。

住民投票条例

2010年9月27日

今日は総務委員会が開かれ、私は付託議案の審査が終わったのち、議案外の案件で1時間にわたって質問しました。

内容は旧広島市民球場解体の賛否を問う住民投票の実施請求についてです。

市民団体が今月8日に請求した住民投票について市当局は17日「市政運営上の重要事項に該当しない」とする理由でこれを却下しました。

1時間の内容を全部は記述できませんのであらましをお伝えします。

① 何故この問題が住民投票請求ということになったと思うか
② 請求を却下することになった具体的な理由は何か
③ 却下する権限は誰が行使し、どのような経緯で決定したのか
④ 市長は却下の理由を市民に説明する必要があるのではないか
⑤ 条例の改善点について 

など、これらの点について当局を質しましたが、「市民の福祉に現在も将来も影響は無い」という事務的で単調な答弁に終始し頭の血管が切れそうになりました。

何のための住民投票条例なのか、誰のための住民投票条例なのか、さっぱり分からない現状では”使うことの出来ないお飾りの条例”というほかありません。これは早急に条例改正の必要があります。

それにしても52年間使った旧市民球場の解体に対して市民の請求した内容が大したことのない案件だとして市民の権利を門前払いで奪う広島市の対応って一体何なのでしょうか。

広島市には強権政治が存在し、民主主義は存在しないということがよく分かった総務委員会でしたが、こんな市政に広島市民はよくも怒らずに我慢していますよね。それとも議員の努力がまだ足らないのでしょうか。

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